天皇陛下御即位記念10万円金貨とは、平成2年11月12日の即位礼正殿の儀を記念して、平成2年の年銘で発行された純金30gの10万円貨幣です。
日本の10万円金貨で30gのものは、天皇陛下御即位記念10万円金貨だけです。

数字は、財務省「記念貨幣一覧」・法令の条文・田中貴金属工業の公表値で確認したものだけを載せています。
金の値段は毎日変わるので、売る日の単価で計算し直せる式も一緒に載せます。

1御即位記念10万円金貨の早見表

項目天皇陛下御即位記念10万円金貨
年銘平成2年
素材と品位金・純金
量目30.0g
直径33.0mm
縁ギザ
表の図柄鳳凰と瑞雲
裏の図柄菊の御紋と桐と唐草
発行枚数200万枚
申込み・引換えの開始日平成3年4月10日

出典:財務省「記念貨幣一覧」(2026年9月11日現在・2026年11月7日に確認)。

天皇陛下御即位記念10万円金貨の素材・品位・量目・直径と発行枚数は、平成2年政令第245号の第1条と第2条で「金」「純金」「三十グラム」「三十三ミリメートル」「二百万枚」と定められています。
同じ政令の第3条は、表面に光沢を持たせて1枚を容器に入れたものの販売価格を113,300円と定めています。
発行の根拠は、平成2年6月13日に公布された平成2年法律第29号です。

出典:e-Gov法令検索「天皇陛下御即位記念のための十万円の貨幣の発行に関する法律」(平成2年法律第29号)と「天皇陛下御即位記念のための十万円の貨幣の形式等に関する政令」(平成2年政令第245号)(2026年11月7日に確認)。

平成2年銘の10万円金貨は、年銘が平成2年でも、申込み・引換えが始まったのは平成3年4月10日です。
金貨に刻まれている年銘は平成2年です。

2令和の御即位記念1万円金貨との違い

天皇陛下御即位記念の金貨は、平成2年銘の10万円金貨と、令和元年銘の1万円金貨の2つがあります。
名前と表の図柄が同じなので、額面と重さを並べて見てください。

項目御即位記念10万円金貨御即位記念1万円金貨
年銘平成2年令和元年
額面10万円1万円
素材純金純金
量目30.0g20.0g
直径33.0mm28.0mm
縁ギザ斜めギザ
表の図柄鳳凰と瑞雲鳳凰と瑞雲
裏の図柄菊の御紋と桐と唐草菊花紋章と梓とハマナス
発行枚数200万枚5万枚
申込みの時期平成3年4月10日から令和元年7月11日〜7月31日
販売価格容器入りの光沢のあるもの113,300円140,555円

出典:財務省「記念貨幣一覧」(2026年9月11日現在・2026年11月7日に確認)。
10万円金貨の販売価格は平成2年政令第245号の第3条。

令和元年銘の天皇陛下御即位記念1万円金貨は、平成2年銘の10万円金貨より10g軽く、直径は5mm小さくなります。
令和元年銘の1万円金貨の金としての価値は、20g×その日の単価で計算します。
2026年10月30日17:00の単価(1g 21,938円)なら、20g×21,938円=438,760円です。

令和元年銘の1万円金貨も、御在位10年・20年・30年記念の1万円金貨も、純金20g・直径28mmです。
日本の記念金貨の一覧は、天皇陛下の記念金貨の一覧にまとめています。

3御即位記念10万円金貨の見分け方

透明の包装に入った天皇陛下御即位記念10万円金貨の鳳凰の面天皇陛下御即位記念10万円金貨。包装の下に御即位記念と番号が書かれたラベル
左は鳳凰の面。右は包装の下のラベルで、「御即位記念」の文字と番号が入っています

天皇陛下御即位記念10万円金貨は、鳳凰と雲の図柄の面があり、直径が33mmです。
手元に定規があれば、包装の上から直径を測って見分けられます。

貨幣年銘素材量目直径
御即位記念10万円金貨平成2年純金30.0g33.0mm
御在位60年記念10万円金貨昭和61年・62年純金20.0g30.0mm
御即位記念1万円金貨令和元年純金20.0g28.0mm
御即位記念500円白銅貨平成2年白銅13.0g30.0mm

出典:財務省「記念貨幣一覧」(2026年9月11日現在・2026年11月7日に確認)。

平成2年銘の天皇陛下御即位記念には、10万円金貨のほかに500円白銅貨があります。
500円白銅貨は銀色で13.0gなので、色と重さで10万円金貨と区別できます。
昭和61年・62年銘の御在位60年記念10万円金貨は20gです。
詳しい説明は御在位60年記念10万円金貨の重さと買取額にあります。

天皇陛下御即位記念10万円金貨の包装の裏。虹色に光る包装の下に菊の紋の模様
同じ金貨の包装の裏側。包装ごと見せれば、出さずに両面を確認できます

4御即位記念10万円金貨の買取額の出し方

天皇陛下御即位記念10万円金貨の買取額は、まず30g×その日の金の買取単価で目安を出します。
純金貨幣なので、量目の30gをそのまま金の重さとして計算できます。

枚数式金としての価値額面との比較
1枚30g×21,938円658,140円額面10万円の約6.6倍
2枚60g×21,938円1,316,280円額面20万円の約6.6倍
3枚90g×21,938円1,974,420円額面30万円の約6.6倍

計算に使った単価:2026年10月30日17:00に田中貴金属工業が公表した金の店頭買取価格(税込)1g 21,938円(2026年11月1日に確認)。

上の表は、2026年10月30日17:00の単価で計算した例です。
売る日の単価を調べて、30g×枚数×単価で計算し直してください。
光沢のある容器入りのものも、金の重さは同じ30gです。

店の見積もりは、この目安から手数料などが引かれた額になります。
見積もりの紙に、1gの単価・量った重さ・手数料など引かれる金額が書いてあるかを確認してください。
見積もりで聞くことと、包装やケースで変わることは、10万円金貨の買取額と2種類の見分け方にまとめています。

5御即位記念10万円金貨を売る前にすること

  1. 年銘と枚数を記録する平成2年銘であることを見て、枚数をメモし、写真を撮ってください。
  2. 磨かず、包装やケースから出さない開けた包装は元に戻らず、磨いた傷も消えません。
  3. 売る日の単価で計算する30g×枚数×その日の買取単価を出して、見積もりと比べてください。
  4. 目の前で量る店を選ぶ量った重さが1枚30gと合うかを、その場で確認してください。
  5. 本人確認の書類を持っていく買取店は古物営業法で、原則として売る人の本人確認をします。
玉城貴也玉城貴也リユース相談本舗代表

一次情報

10万円金貨を持って来られる方は、お金に困っているからではなく、金の相場が高いから売りに来られる方が多いです。
金の値段は、単純にグラム数×その日の単価です。
そこから当社の利益をいただきます。
分からない所は聞いてもらえればお答えします。

天皇陛下御即位記念10万円金貨を溶かすことは、貨幣損傷等取締法で禁じられています。
金の値段の推移と、額面で使う場合との比較は、10万円金貨の買取額と2種類の見分け方にまとめました。
売って利益が出た時の税金は、金を売ったときの税金で説明しています。

記念金貨天皇陛下の記念金貨の一覧と買取額の出し方

6金貨の買取店の比較表

金貨を買い取る会社の、買取の方法と、公式サイトに書いてある手数料・相場の扱いを表にしました。

買取店の比較表

会社・店買取の形手数料・目減りの扱い相場・価格の公開
リユース相談本舗 宅配買取(本部)宅配手数料0円・送料無料(公式の記載)記載なし
ブランドハンズ店頭・宅配・出張記載なし記載なし
BRAND PRICE店頭・宅配・出張・オンライン記載なし記載なし
ブランドリバリュー(ブラリバ)店頭・宅配・出張買取に関わる手数料・キャンセル料は当社負担(公式の記載)記載なし
リユース相談本舗(店頭・出張)店頭・出張手数料0円・査定無料(公式の記載)記載なし

出典:各社の公式サイト(2026年10月28日に確認)

天皇陛下御即位記念10万円金貨を扱うかどうかは、会社ごとに違います。
行く前に、公式サイトか電話で確認してください。
同じ日に2〜3社へ聞くと、見積もりの違いが分かります。

7よくある質問

天皇陛下御即位記念10万円金貨は、今いくらですか⁠?

天皇陛下御即位記念10万円金貨は純金30gなので、30gにその日の金の買取単価を掛けた額が目安です。
2026年10月30日17:00の田中貴金属の買取単価(1g 21,938円)なら、658,140円の計算です。
売る日の単価で計算し直し、2〜3店の見積もりと比べてください。

平成2年の10万円金貨は、何グラムですか⁠?

平成2年銘の天皇陛下御即位記念10万円金貨は、純金30g・直径33mmです。
昭和61年・62年銘の御在位60年記念10万円金貨は20gなので、10g重くなります。

平成の10万円金貨と、令和の御即位記念金貨は同じものですか⁠?

別の金貨です。
平成2年銘の天皇陛下御即位記念10万円金貨は純金30g・直径33mm、令和元年銘の天皇陛下御即位記念1万円金貨は純金20g・直径28mmです。
表の図柄はどちらも鳳凰と瑞雲なので、額面と年銘で見分けてください。

令和の御即位記念1万円金貨は、いくらになりますか⁠?

令和元年銘の天皇陛下御即位記念1万円金貨は純金20gなので、20gにその日の金の買取単価を掛けた額が目安です。
2026年10月30日17:00の田中貴金属の買取単価(1g 21,938円)なら、438,760円の計算です。
発行時の販売価格は140,555円でした。

天皇陛下御即位記念10万円金貨は、額面の10万円で使えますか⁠?

天皇陛下御即位記念10万円金貨は、今も額面10万円の貨幣です。
ただ、2026年10月30日の単価で計算した金としての価値は658,140円で、額面の約6.6倍です。
額面で使うと、その差額を受け取らずに手放すことになります。