• ベージュのコート。衿に茶色いフォックスの毛皮がついている。ハンガーに掛けた全体フォックスの衿のコート
  • ベージュのジャケット。衿まわりに薄い茶色のミンクの毛皮がついている。ハンガーに掛けた全体ミンクの衿のジャケット
  • 黒い毛皮のベスト型のマフラー。ベルトで留めてマネキンに掛けているベルトつきのベスト型マフラー
リユース相談本舗のネット店で扱った、毛皮つきの服です。左からコートの衿、ジャケットの衿、ベルトつきのベスト型のマフラー。リメイクの公開例では、コートをこうした小さな形に作り替える例が多く載っています

たんすの毛皮のコートは、着ないまま何年も経っている。

リメイクして着るか、売るか、それとも置いておくか。

この記事は、その迷いに、買取の現場から答えます。

書いているのは、2008年から買取の現場にいる佐野真です。

リメイクの料金は、専門店が公開している料金表で確かめたものだけを書きました。

確認は2026年11月3日です。

写真は、リユース相談本舗のネット店で扱った商品です。

1直す・売る・残すの比較

毛皮の店の料金表では、手を入れる方法が分かれています。

サイズ直し、デザイン変更(作り替え)、破れの補修などです。

ここでは、サイズ直しをリフォーム、別の形に作り替えるのをリメイクと呼びます。

売る・残すも含めて、4つの方法を比べました。

方法かかるお金手元に残る物向いている場合
売る(買取)リユース相談本舗は、宅配なら送料・査定料・返送料が無料現金着る予定がなく、手放してよい
リフォーム(サイズ直し)数万円かかることがある着られる毛皮のコート形は気に入っていて、今の体に合わせたい
リメイク(作り替え)マフラーで10,000円台から、ベストなどは数万円以上マフラー・ベスト・バッグなど、新しい形の物毛皮を、今の暮らしで使える形にしたい
そのまま残すお金はかからない今のままの毛皮思い出が強く、まだ決められない

金額の向きが、売る場合とリメイクする場合で、逆になります。

売れば、手元に現金が入ります。

リメイクは、費用を払って、新しい物を作ってもらいます。

どちらが良いかは、毛皮の今の値段と、持ち主の気持ちで決まります。

2リメイクのお金・日数と、査定を比べる

専門店が公開している料金表を、複数見ました。

店ごとに、料金の出し方も、税の書き方も違います。

ここでは、店名や個別の金額は並べません。何に作り替えると、どのくらいの幅になるかだけをまとめました。

  • 黒いフォックスのティペット(衿巻き)の全体フォックス
    ティペット
  • ベージュのダウンベスト。衿にチンチラの毛皮がついている。ハンガーに掛けた全体チンチラの衿のベスト
  • ベージュのジャケットとスカート。ジャケットの衿に濃い茶色のロシアンセーブルの毛皮がついているロシアンセーブルの衿のジャケット
毛皮の部分だけを使った形の例です。左から黒いフォックスのティペット、チンチラの衿のベスト、セーブルの衿のジャケット。コートの毛皮を、こうした小さな形に作り替えるのがリメイクです
作り替える物料金の幅
サイズ直し(袖丈・着丈)数万円かかることがある
マフラー10,000円台から数万円。残った毛皮で作る形が多い
ベスト・ジレ数万円から、100,000円を超えることもある
ボレロ・ジャケット数万円から、100,000円を超えることもある
裏地の交換数万円かかることがある

出典:専門店の公開している料金表(複数店)を、2026年11月3日に確認。掲載日・税の表記は店によって違う。実際の額は、毛皮の量と状態を見てから、店が出す。

料金は、作業の重さ、毛皮の種類、皮の傷み、裏地の交換、頼む工房で変わります。

別に毛皮の材料代が必要になる場合もあります。

日数も、見ておく必要があります。

ある専門店のページには、毛皮の品は、預かりから完成まで数か月かかる場合があると書かれています。

ほかの店のページでは、日数が載っていないものが多く、見積もりの時に聞くことになります。

リメイクと査定を、お金と日数で並べました。

比べる点リメイク査定
かかるお金数万円かかることがある無料。宅配も送料・査定料・返送料が無料
日数見積もりのあと、数か月かかる場合がある査定のあとに値段を聞いてから、売るか決められる
分かること見積もりの額。仕上がりは、出来上がるまで分からない今の毛皮が、いくらになるか
断った場合作業を始めたあとは、元の形に戻せない断ってよい。宅配も返送料は無料

リメイクは、お金も日数もかかり、元に戻せません。

査定は、無料で、断れます。

直すかどうかを決める前に、査定で今の値段を知っておく。

これが自然な順番です。

値段の目安は、タグつきのミンク・フォックスで20,000円くらいまで、タグなしのミンクのハーフコートで10,000円くらいまでです。

種類ごとの目安は、相場の記事にあります。

値段の目安毛皮の買取相場(種類と形の目安)

3リメイクを断られることがある毛皮

毛皮は、古くなると、リメイクに出せないことがあります。

専門店のページには、硬くなったり、乾燥しすぎてパリパリになったりして、ミシンがかけられない毛皮もあると書かれています。

サイズや状態によっては、製作できない場合があるという案内もあります。

手元の毛皮を、次の表で確かめます。

  • ミンクのボレロの合わせ目のアップ。毛の一部が白っぽく薄くなっている所があるミンク
    毛の薄い所
  • 黒い毛皮の毛のアップ。短く密な毛が全体に広がっている黒い毛皮
    毛のアップ
毛皮の状態を見る写真です。左は、毛の色が白っぽく抜けたように見える所があるミンク。右は、毛がそろった黒い毛皮です。リメイクも買取も、毛と皮の状態を見て決まります
確かめること見る場所断られやすい例
皮のしなやかさ裏地の内側・合わせ目硬い、ひび割れがある、パリパリしている
毛並み合わせ目・袖口・衿毛抜けが広がっている
におい・カビ鼻で。明るい所で目でも強いにおい、カビの跡がある
毛皮の種類品質表示の「毛皮」の欄ヒョウなど、売り買いが制限される種類

毛の抜けや、皮の硬さは、写真だけでは分かりにくいところです。

買取の現場でも、状態が悪い毛皮は、値段が下がります。

ヒョウなどの扱いは、処分の記事にまとめました。

リメイクに出す前に、今の状態を店に見てもらいます。

規制のある毛皮毛皮の処分、捨てる前に査定

4先に査定で今の値段を知る手順

リメイクにお金をかける前に、まず売った場合の値段を知っておく。

これが、迷った時のいちばん確実な順番です。

査定を受けても、断って構いません。

  • 品質表示のタグ。表地カシミヤ100%、毛皮ロシアンセーブル、裏地キュプラ100%と書かれている品質表示
    ロシアンセーブル
  • 黒い品質表示のタグ。毛皮の欄にセーブルと書かれている品質表示
    セーブル
  • 品質表示のタグ。表地は絹100%、毛皮の欄にチンチラ、中わたはダウンとフェザー品質表示
    チンチラ
毛皮の種類は、服の内側の品質表示の「毛皮」の欄に書いてあります。左からロシアンセーブル、セーブル、チンチラ。査定にも、リメイクの見積もりにも、このタグの写真を使います
  1. 品質表示とタグを写真に撮る服の内側の「毛皮」の欄と、SAGAなどのタグを撮っておきます。種類が分からなくても、そのまま撮ります。
  2. 査定に出す店頭・出張・宅配のどれでも受けています。宅配は、送料・査定料・返送料が無料です。
  3. 値段を聞く金額が思っていたより低くても、その場で決めなくて大丈夫です。宅配で断っても、返送料は無料で、毛皮は戻ってきます。
  4. リメイクの見積もりを取る残したい場合は、専門店に毛皮を見せて、リメイクの費用を聞きます。
  5. 売る値段と、直す費用を比べて決める下の表の考え方で選びます。
査定の結果向いている選び方理由
値段がつく売る手間もお金もかからず、手元に現金が残る
値段がつかない・ごくわずかリメイクして使う、残す、または処分売っても得られる額が小さいので、使い道や思い出で決められる
値段はつくが、思い出が強い衿や袖だけをリメイクして残す売る値段を知ったうえで、かける費用を決められる
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リユース相談本舗の店の外観

直す前に、今の値段だけ知りたい時に

リユース相談本舗の毛皮の買取

  • 店頭・出張・宅配
  • 送料・査定料・返送料は無料

当サイト運営者が案内する店舗です(広告)

5150,000円でリメイクか、5,000円で売るか

知恵袋には、「毛皮を15万でリメイクするのと、5000円で売るのどちらが良いですか? ミンクです。」という質問があります。

金額だけを見ると、150,000円と5,000円で、大きく差があります。

ただ、この2つは目的が違います。

同じ物差しでは比べられません。

  • 自分が着る・使うために作り替えるなら、150,000円は、新しい物を作ってもらう値段です。売値の5,000円とは比べません。「150,000円で新しい毛皮の服を作る価値があるか」で考えます
  • 手放すのが目的なら、リメイクには出さず、先に査定で値段を知ります
  • 迷っているなら、まず査定です。今の売値が分かれば、リメイクの150,000円が高いか安いか、考えやすくなります

「40年前のミンクの毛皮どうしてますか?リメイクは高くなりますか?捨てるのもなんだか。」という声もあります。

リメイクの費用は、2章の表のとおり、数万円かかることがあります。

捨てるのに抵抗がある時も、先に査定で値段を知って、それから決められます。

捨て方は、別の記事にまとめました。

捨てる前に毛皮の処分、捨てる前に査定

6形見の毛皮は、一部だけ残す方法も

亡くなった母や祖母の毛皮は、気持ちの整理がつきにくいものです。

全部を残すのも、全部を手放すのも迷います。

専門店の公開例には、コートの着丈をカットした残りの毛皮で、マフラーを作る例が載っています。

衿や袖だけを、小さな形にして残す方法です。

親が亡くなっている時は、売る前に、きょうだいなど相続人に、毛皮を見つけたことを伝えます。

形見の分け方は、別の記事にまとめています。

形見形見を売る罪悪感とどう向き合うか

残す部分を決める前に、先に査定を受けておくと、全体の値段が分かります。

そのうえで、一部をリメイクに回すか、全体を売るかを選べます。

7よくある質問

毛皮のリメイク料金は、どのくらいですか⁠?

マフラーは10,000円台から数万円です。

ベストやジャケットは、数万円から100,000円を超えることもあります。

料金は、店・毛皮の量・状態で変わります。

日数は、預かりから完成まで数か月かかる店もあります。

実際の額は、店に毛皮を見せて、見積もりで確かめます。

ミンクのコートはリメイクできますか?できない場合は⁠?

専門店には、ミンクの半コートをマフラーやベストに作り替える例があります。

ただ、皮が硬い、毛抜けが広がっているなど、状態が悪いと断られることもあります。

写真だけでは決まりません。

店が現物を見て判断します。

毛皮を自分でリメイクできますか⁠?

衿や袖の毛皮を外す程度の小さな作業は、できる場合があります。

ただ、毛皮は部分で厚みや伸びが違います。

強く引っ張ると裂けやすい素材です。

切ったり縫ったりすると、元の形に戻せません。

先に査定で値段を知ってから、自分で触るかを決めるのが安全です。

150,000円でリメイクするのと、5,000円で売るのは、どちらがいいですか⁠?

目的で決まります。

自分が着る・使うために作り替えるなら、新しい物を作る値段として150,000円を考えます。

手放すのが目的なら、リメイクには出さず、先に査定で値段を知ります。

リメイクしてから売れば、高くなりますか⁠?

かけた費用が、そのまま売る値段に上乗せされるとは限りません。

売るつもりなら、リメイクに出さず、先に査定で今の値段を知るのが安全です。

売れなかった毛皮は、リメイクに出せますか⁠?

出せます。

リユース相談本舗の宅配は、送料・査定料・返送料が無料です。

値段がつかなくても、毛皮は返送されます。

返ってきた毛皮を、リメイクに出すか残すかは、そのあとで決められます。