「金の価格は、これまでどう動いてきたのか」。
金の相場の推移は、田中貴金属工業が公表している年ごとの価格で確かめられます。
この記事は、その数字を年ごとの表と線の図にして、読み方と、売る人が見る点を説明します。
先の値動きの予測は書きません。
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1年ごとの金価格の推移
金の価格は、日々動きます。
推移の全体を見るには、1年ごとに平均した数字が見やすくなります。
次の表と図は、1gあたりの小売価格(税抜)の年平均です。
| 年 | 小売価格の年平均(税抜)(1g) |
|---|---|
| 2025年 | 17,302円 |
| 2024年 | 11,718円 |
| 2023年 | 8,834円 |
| 2022年 | 7,649円 |
| 2021年 | 6,402円 |
| 2020年 | 6,122円 |
| 2019年 | 4,918円 |
| 2018年 | 4,543円 |
| 2017年 | 4,576円 |
| 2016年 | 4,396円 |
| 2015年 | 4,564円 |
| 2014年 | 4,340円 |
| 2013年 | 4,453円 |
| 2012年 | 4,321円 |
| 2011年 | 4,060円 |
| 2010年 | 3,477円 |
| 2009年 | 2,951円 |
| 2008年 | 2,937円 |
| 2007年 | 2,659円 |
| 2006年 | 2,287円 |
| 2005年 | 1,619円 |
| 2004年 | 1,472円 |
| 2003年 | 1,399円 |
| 2002年 | 1,296円 |
| 2001年 | 1,105円 |
| 2000年 | 1,014円 |
出どころ:田中貴金属工業「年次金価格推移」(参考小売価格・税抜)(2026年10月28日に確認)。年ごとの数字で、日々の値動きは入っていません。
田中貴金属工業のサイトでは、日次・月次の推移も見られます。
日々の細かい動きを見たい時は、そちらを開いてください。
2表の読み方
表の数字を、売る時の参考にするには、次の点を知っておきます。
| 見る点 | 表の数字 | 売る時に確かめること |
|---|---|---|
| 何の価格か | 地金商の小売価格(税抜) | 店の買取単価は別の数字 |
| 期間 | 1年の平均 | 売る日の単価は、日々変わる |
| 金の種類 | 純金(K24)の1gあたり | K18は純度が75%の合金。計算はK18の買取額の計算 |
年平均は、年の中の上下をならした数字です。
同じ年でも、年の初めと終わりで値段が違うことがあります。
表は、長い流れを見るための物と考えます。
3推移を動かす3つの要素
円で表す金の価格には、次の3つが関わるといわれます。
| 要素 | 円の価格への関わり |
|---|---|
| ドル建ての国際価格 | 金はドルで取引される。ドル建てが上がれば、円の価格も上がりやすい |
| 円とドルの為替 | 円安になると円の価格は上がりやすく、円高になると下がりやすい |
| 世界の出来事・金利 | 金融不安や戦争などで、金が買われたり売られたりする。市場の報告で説明される |
田中貴金属工業の年次の表には、1gあたりの円の価格のほかに、海外のドル建て価格と、為替の年平均も載っています。
円の価格が動いた年に、ドル建てと為替のどちらが動いたかを見比べることができます。
ただし、理由を読めても、次に動く向きは当てられません。
この記事は、予測をしません。
4下がった年もあるのか
「金は上がり続けているのか」「暴落することはあるのか」という疑問は、よく見かけます。
上の表の2000年から2025年までで、前の年より年平均が低くなったのは、2014年・2016年・2018年の3回です。
2000年の年平均は1,014円、2025年は17,302円でした。
年平均がならした数字なので、年の中ではもっと大きく上下した時期があります。
下がる年があること自体は、表から読み取れます。
次の年に下がるかどうかは、表からは分かりません。
5小売価格と買取価格の違い
ニュースや比較サイトの「金は1gいくら」は、小売価格のことも、買取価格のこともあります。
この記事の表は、小売価格です。
| 価格 | 意味 | 売る人との関係 |
|---|---|---|
| 小売価格 | 地金商が地金を売る時の価格 | 買う時の価格。買取額より高く出るのが一般的 |
| 買取価格 | 地金商や店が買い取る時の価格 | 売る時に関係する。店ごと・日ごとに違う |
推移の表で水準をつかみ、売る日は買取価格で確かめる、という順番が確実です。
6売る人が見ること
推移の表を見て、「今が売り時か」は決められません。
売る人が確かめるのは、次の3つです。
- 自分の買値との差買った年と買った値段が分かれば、表で当時の水準と比べられる。買値が分からない時は、無理に調べなくてよい。
- 税金金地金などを売って利益が出た時は、原則として譲渡所得になる。特別控除は年間で合計50万円まで(国税庁 タックスアンサー No.3161)。仕組みは金を売った時の税金にまとめている。
- 売る日の買取単価表の小売価格とは別に、その日の店の買取単価を確かめる。下の表は、書いた時点の目安。
2026年10月27日9:30時点の、田中貴金属工業の店頭買取価格(税込)は次のとおりです。
| 品物 | 刻印 | 金属としての割合 | 1gの理論値 |
|---|---|---|---|
| 純金 | K24 | 100% | 22,226円 |
| 金 | K22 | 91.6%(916) | 約20,359円 |
| 金 | K18 | 75%(750) | 約16,670円 |
| 金 | K14 | 58.5%(585) | 約13,002円 |
| 金 | K10 | 41.7%(417) | 約9,268円 |
| プラチナ | Pt1000 | 100% | 8,356円 |
| プラチナ | Pt900 | 90%(900) | 約7,520円 |
出どころ:田中貴金属工業の貴金属価格(2026年10月27日9:30)。金は22,226円、プラチナは8,356円。
K22〜K10とPt900の行は、その単価に刻印の割合をかけた理論値です。
実際の買取額は、それぞれの店の単価と手数料で決まり、この表より低くなるのがふつうです。
相場がそのまま買取額になるわけではありません。
店の手数料や目減りの分が、差し引かれます。
売る基準の作り方は金の売り時と売る基準、相場の種類の違いは金の相場の見方に書いています。
7推移を見る時に避けたいこと
- 表の小売価格を、買取額だと思う
- 過去に上がったから、これからも上がると決める
- ニュースの見出しだけで、売るかを決める
- 1社だけの見積もりで決める
推移は、過去に何があったかを知る資料です。
売る日を決めるのは、自分の事情と、その日の見積もりです。
8金を売れる所の比較
金を買い取る会社の、買取の形と、公式サイトに書いてある手数料・相場の扱いです。
売る日を決めたら、この中から2〜3社に同じ日に見せます。
買取額の高い安いを比べた物ではありません。
売り先の比較(並び順)
| 会社・店 | 買取の形 | 手数料・目減りの扱い | 相場・価格の公開 |
|---|---|---|---|
| PRリユース相談本舗 | 店頭・ | 手数料0円・ | 記載なし |
| PRリユース相談本舗 | 宅配 | 手数料0円・ | 記載なし |
| ブランドハンズ | 店頭・ | 記載なし | 記載なし |
| BRAND | 店頭・ | 記載なし | 記載なし |
| ブランドリバリュー | 店頭・ | 買取に関わる手数料・ | 記載なし |
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各社の情報は公式サイトに書いてある物だけです(2026年10月28日に確認)
売り先の種類と、品物ごとの向き不向きは金の買取はどこがいいで説明しています。






