「ブランド品を売りたいけれど、相場がわからない」
「査定額が安いのか高いのか、自分で判断できない」
この記事は、その2つに答えます。

特定の店の比べ合いはしません。
相場の調べ方、値段を決める要素、査定で見られる所、見積もりで聞くこと。
この4点を順に説明します。

1買取価格はどう決まるか

買取価格は、定価では決まりません。
店が買い取ったあとに付ける「販売価格」を基準に、そこから保管や人件費などの費用と、利益を引いた額になります。

見る値段誰が決めるか見方
定価ブランド買った時の値段。買取の基準にはならない
中古の販売価格買取店・中古店店の取り分が入った値段。買取価格の上限の目安になる
買取価格買取店販売価格から、費用と利益を引いた額

定価が高くても、人気がなければ販売価格は下がり、買取価格も下がります。
反対に、人気の定番や限定品は、販売価格が高く保たれます。
これが、定価と買取価格の間に大きな差が生まれる理由です。

店に売らず、自分で売る場合

ネットオークションやフリマアプリで個人に売ると、店の費用と利益を引かれない分、高く売れる可能性があります。
ただし、写真、説明、発送、やり取りは自分でします。
手間と時間をどれだけかけられるかで選びます。

  • エルメスのヘアアクセサリー(ベージュ)エルメス
    髪飾り
  • シャネルのサングラス(ブラック)シャネル
    サングラス
  • モンクレールのメガネ(シルバー)モンクレール
    メガネ
型番やタグで相場を調べられる品の例

2相場の調べ方

相場は、手順を決めて調べます。
ポイントは、販売価格と買取価格を分けて見ることです。

  1. 型番を調べるバッグや財布の内側のタグ、刻印、時計の裏蓋などに、品番・型番がある。ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)なら「M」で始まる英数字の品番。
  2. 同じ型番の中古の販売価格を見る中古販売サイトや店頭の値札で、同じ型番・近い状態の値段を探す。
  3. 同じ型番の買取価格を見る買取店が公開する買取実績で、同じ型番の価格を探す。公開していない店は、見積もりで聞く。
  4. 2つの差を見る差が大きい品は、店の取り分が大きい、または売れるまでに時間がかかる品とわかる。
  5. 日付を確かめる相場は変わる。古い実績や、載せた日がわからない価格は、そのまま使わない。
サイトに載る高い価格の見方

店のサイトに載る「最大○○円」は、その中で一番高い品の例のことがあります。
手元の1点と同じ型番の実績かを確かめます。
型番も状態も違う価格は、目安にはなりません。

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3値段が決まる5つの要素

同じブランドでも、品物によって値段は大きく違います。
動かす要素は、次の5つです。

要素値段が上がりやすい値段が下がりやすい
ブランドルイ・ヴィトン・シャネル・エルメスなど、広く安定した人気があるトップブランド。状態が悪くても、他のブランドより値段がつきやすいセカンドライン、ライセンスブランド、デザイナーズ&キャラクターズ(DC)ブランド。人気が低いと、新品未使用でも相場は低い
型・ラインモノグラムなどの定番、広く使われている型。限定品やコラボは、流通が少なくプレミアがつくことがある個性が強く、一般に受けにくい型。ネットに並行輸入品が大量に出ている型
状態購入時に近い状態。人気とブランド力があって初めて、状態の差が大きく効く汚れ、スレ、傷み、においがある。人気のない品は、状態がよくても値段が伸びない
色・素材黒など使いやすく、汚れが目立ちにくい色と素材白など汚れが目立つ色、派手で合わせにくい色、変色しやすい素材(ルイ・ヴィトンのヴェルニの白など)
付属品・時期時計は箱・保証書・予備コマがそろう。季節に合った品コピー品が多いブランドで、保証書がない。需要の時期を外した季節物

毎年の流行色は、その時は高く買われやすい一方、黒やベーシックな色以外は、相場が下がりやすい、とされます。
流行に左右されない定番ほど、値段は安定します。

4品物ごとの値段のつき方

ある程度ブランド力がある品を前提に、品物の種類で並べます。

品物値段のつき方
バッグ状態が悪い、人気がないなどの理由がなければ、値段がつきやすい
財布・キーケース状態がよければ、値段が安定しやすい小物
貴金属(金・プラチナ)地金としての値段は、その日の相場が基準になる。ブランドのジュエリーや宝石は、別に評価が加わることがある。店ごとの差は、相場に対する割合で出る
時計もともと高価なので、型が古い、状態がひどい、でなければ値段がつきやすい。箱・保証書・予備コマで変わる
靴使うと傷みやすく、サイズも関わるため、定価との差が大きい
衣類シーズンごとに型が変わるため、定価との差が大きい。トップブランドの最新の品なら見込める
シルバーのアクセサリー銀自体が安く、コピー品も多いため、低い値段になりやすい

値段が低い品でも、その品に力を入れている店があります。
処分したい物があれば、電話で問い合わせてみる方法もあります。

関連洋服をブランド買取店に出す時の流れ

5査定で見られる所

査定士は、品物ごとに見る場所を決めています。
売る前に、同じ場所を自分でも確かめます。

品物見られる所
バッグ持ち手、四つ角、金具・ファスナー周りの汚れやスレ、内側やポケットのべたつき
財布表面全体、四つ角の汚れ、小銭入れ・カードケースのスレやよれ、ボタンやファスナーが閉まるか
時計フェイスの傷や欠け、ブレスのよれ、バックルの傷、電池切れ、予備コマ、オーバーホールが必要か
洋服襟元、首周り、脇、裾の黒ずみや黄ばみ、シミ、破れ、ほつれ、毛羽立ち、ブランドタグと品質表示タグの有無

洋服は、まず首周り、袖、脇を見て、使用感をつかむ、と言われます。
第一印象のよい品ほど、よく手入れされていると判断されます。
品物が高額なほど、その差は大きくなります。

6売る前にしておくこと

手入れは、直すためではなく、悪く見せないための作業です。
自分でできる範囲にとどめます。

  1. 汚れを軽く取るバッグは内側のほこりやごみを取り、外側をさっと拭く。金具や持ち手は汚れやすい。洋服は洗濯し、折りじわにはアイロンをかける。
  2. 付属品を探す時計は箱・保証書・予備コマ。バッグ・財布は、ギャランティカードや保存袋があれば一緒に出す。
  3. 身分証を用意する運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど。身分証がないと、買取は受けられない。
  4. 時計は電池の確認電池が止まっていて高額な品なら、交換してから出したほうがよい場合がある。
  5. 保管場所を見直す湿気と直射日光を避け、ほこりをつけない。
箱とギャランティカードの扱い

時計以外は、箱の有無で査定額が大きく変わることはほとんどありません。
バッグなどは、保証書がなくても、基本的に買取できます。
ただし、コピー品が非常に多く出回るブランドでは、購入店や購入日が書かれた保証書が求められることがあります。

7見積もりで聞くこと

買取価格や査定の基準は、店ごとに違います。
同じ品でも、提示額に差が出ます。
金額だけでなく、次の点を確かめて比べます。

  1. 減額の理由どこを見て、いくら下がったのか。内訳を聞いて、メモしておく。
  2. 査定士の知識そのブランドや品物を、扱い慣れているか。有名ブランドの限定品や希少品を、適正に評価できるか。
  3. 相場の反映金額が最近の相場にもとづくか。根拠を質問して、答えられるか。
  4. キャンセルの条件返送料は誰が負担するか。無料の店と、見積もりに満たない時だけ店が負担する店がある。
  5. 入金までの日数と、取扱いの条件査定の連絡と入金は、いつか。対象外の品が混ざっていないか。

口コミや買取実績の見方

口コミは、悪い評価も含めて、複数のサイトで見ます。
自分と同じ品物・条件の口コミを探すと、参考になります。
買取実績は、金額の事例、取り扱うブランドの幅、受賞や認定の有無で判断します。

買取価格保証やキャンペーン(特定ブランドの買取額アップなど)が、あるかどうかも確かめます。
期間や対象が限られるため、条件を読んでから使います。

関連買取と委託販売の違いを比べる

8よくある質問

ブランド品は定価の何割で買い取られますか?

一律の割合はありません。
買取価格は定価ではなく、買い取った後の販売価格を基準に決まります。
人気の高い定番でも、需要が低い物や古い型は、定価から大きく下がります。

箱やギャランティカードがないと売れませんか?

時計以外は、箱がなくても査定額が大きく変わることはほとんどありません。
バッグなどは、保証書がなくても基本的に買取できます。
ただし、コピー品が多く出回るブランドでは、保証書が求められる場合があります。
時計は箱・保証書・予備コマで値段が変わります。

売る前にクリーニングや洗濯をしたほうがよいですか?

洋服は、洗濯やアイロンをして黄ばみを取ると印象がよくなります。
バッグは内側のほこりを取り、外側をさっと拭く程度で十分です。
無理に磨くと傷をつけるため、自分でできる範囲にとどめます。

複数の店で見積もりを取ったほうがよいですか?

同じ品物でも、店によって提示額に差が出ることがあります。
各店の金額と内訳をメモして、同じ条件で比べると判断しやすくなります。

買取相場はどこで調べられますか?

同じ型番の中古の販売価格と、買取店が公開している買取実績の2つを、別々に見ます。
販売価格は店の取り分が入った値段、買取実績は店が仕入れた値段なので、並べると差の大きさがわかります。

この記事の出どころ

値段が決まる要素・査定の見方・準備の内容は、当サイトの以前の解説記事(買取価格を決めるポイント、高価買取されやすいアイテム、素材・色の違い、査定時のチェックポイント、買取前に用意する物、事前のお手入れ)をまとめ直したものです。
値段の例は載せていません。
買取店の選び方は、当サイトの以前の記事によります。