1:グッチ買取の専門店で売るべし
買取店といってもその種類は多岐にわたります。質屋さんやリサイクルショップ、買取専門店などがありますがそれぞれお店の方針に従って買い取りを行います。
まずは大前提として、グッチの取り扱いがあるお店を選びましょう。グッチは有名なブランドですのでどのお店もだいたい買取は行っているのですが、中でもグッチを積極的に買取しているお店を選ぶのがいいでしょう。例えば「グッチ買取強化中」などの広告やWEBサイトならば専用ページがあるお店をオススメします。
その理由として、なんでも買い取るリサイクルショップ(例えばベビーカーや釣具、食器など)ブランド品に特化していない買取店の場合、専門知識が少ない鑑定士が査定したり、グッチ買取の経験値が低いことや流れ作業で査定額の提示がされたりなどが考えられ、本来持っている品物の価値を正しく判断してもらえない可能性があるからです。
グッチ買取の専門店である場合、品物の発売年数や販売期間、希少価値や付加価値そして一般的な相場を考慮したうえでの査定額を提示してくれますので、納得して売却することができるでしょう。
ただし、できる事なら自分でその品物の価値をある程度知っておくことをお勧めします。価値を知らないままだと、お店側の言い値が正しいかどうかの判断がつかず後々後悔してしまうかもしれません。また、買取店を選ぶ際にもネット上のクチコミや実績などを参考にしながら下調べをし、最初の1店舗目で売却を決めるのではなく何軒かであい見積もりをしましょう。何件か査定に出していると品物の価値やお店の好みが判ってきます。そしてあい見積もりをすることで、他店の価格を引き合いに出しながらの値段交渉も可能になってきます。
2:都市部の方が査定額が高くなる!?
主要都市の大きな駅周辺にある買取店は買取金額が高くなる傾向があります。地方の店舗に比べ都市部は買取店が多いことから買取価格の競争が起こり、あい見積もりのお客様を逃さないために値段交渉が一般的に行われています。
またお店側から見れば、都市部ならば人気のブランド・モデルが多数集まってきたとしても、欲しがる顧客の目に留まる機会も多く買取から販売までの回転が良い為、多少強気で売買してもメリットがあるとされています。
3:ネット運営のショップは買取価格が高くなる
オンラインショップとしてネット上にお店を構えているところは、実店舗での持ち込みよりも買取価格が高く付けてくれる場合があります。そのカラクリとは、実店舗の場合家賃(都市部の家賃は高い!)や人件費(お店に最低2人は必要)などのコストが多くかかるため、その分を引いた「利益」を計算し買取を行っています。反対にネット運営のショップはいわゆる宅配買取を主流に買取を行っており、かかるコストは基本的にサービスの梱包資材や配送料の部分。さらに査定を行うのは本社で行うなどセンターに集約させることで全国から集まった品物をまとめて管理できるのでコストをカットすることが可能です。そのため、実店舗よりも運営コストを抑えられる宅配買取でならその分の余力を買取価格として還元してくれている場合があります。
例えば宅配買取でよく目にする、「まとめて送れば買取価格アップ!」のように、1つのダンボールにたくさんつめて送ると、買取価格が通常よりアップするサービスなどはこういった狙いがあるようですね。
4:大々的に広告を出しているお店は本当にいいのか
テレビCMや新聞広告などで大々的に広告を出している会社は本当によいのでしょうか。無条件で「CM(広告)で見たから」と信頼しきってしまうのはどうかと思います。
「テレビCMをしているような会社だから大手だろう。大手なら買取価格も高くて安心だろう」と思ってしまいがちですが、お店は広告費を加味して運営しているので、「買取価格に自信がある品」と「そうでない品」があります。つまり、「利益を出す品」もあるということです。
こんな話は聞いたことはありませんか?
回転すしなどで全品一皿100円であっても、利益のでる寿司とそうでないものがあります。日本人の好きなまぐろやウニ等は原価が高く儲けはまったく出ませんが、その分「おいしかった」「お得だった」「また来よう」という気持ちにさせます。そして回転すしはファミリー層の利用が多いため、子供の好きな寿司であるツナやかっぱ巻き、たまごなどは原価が安く利益が多く出るため、ファミリー層にたくさん来店してもらい利益のバランスを取っているのです。
他にもディスカウントショップ(驚安の殿堂と謳っているあのお店等)やスーパー等は、目玉の品はとことん安く、ついつい目当ての品以外のものにも手を出し「ついで買い」をしてしまいます。こういうお店は独自のルールに従って利益の出る商品とのバランスを取っていると言われています。
話を戻しましょう。こういった点は買取店も同じと言えます。
広告を出し、来店を促し、お店のルールに則って利益の出るものとそうでないものを計算しながら買取を行っているのです。例えば新品に近いルイヴィトンのバッグやロレックスの腕時計など型番があるようなブランドは、市場の価格がしっかり決まっているので値段の差が出にくいといわれています。むしろ大手だからこそ、無茶をしてでも(利益が薄くても)買い取ってくれる場合があります。しかしながら型落ちのアイテムやインポートブランドは無茶をしないため、買取価格は高めではない場合が多いでしょう。現行品ではないグッチのバッグなどはあまり価格勝負をしてくれないことが多いです。反対に広告をあまりうたない小規模店舗は、大手のお店と対抗するためグッチのアイテムなどの価格を頑張ることで顧客を掴み、広告費を抑えることで価格の還元を行い顧客満足度を促す等の努力をしています。
もちろん企業側も消費者の印象に残るようCMや広告をだしているので、「そのお店に行く動機」としては正解でしょう。
ただし、企業がどの部分で利益を得ているかを少しでも考える見極めることが大事なのではないかと思いますので、広告などを鵜呑みにはせず、売りたい品物にあったお店選びが重要です。