ペリカンの万年筆といえば、化学者だったカール・ホーネマンの発案から誕生した筆記用具です。
当初はインク式で、持ち歩くのに不便がありましたが、現在は吸入式という方式に落ち着いています。
世界の富豪を虜にし、一世を風靡したペリカンの高級万年筆は、数多くの限定ものを生産し、幅広いファンに支持されています。サインする際、さっとペリカンの万年筆をポケットから出す紳士はとてもかっこよく、スマートに映りますよね。
今回は、既にペリカンの万年筆をお持ちの方が、高価買取を目指すうえで必要なメンテナンス方法や、オススメの買取業者をご紹介していきます。
目次
高級万年筆ブランド「ペリカン」は万年筆の老舗
老舗万年筆ブランド「ペリカン」創業は1838年
万年筆の高級ブランドとして人気のペリカンは、化学者だったカール・ホーネマンが始めた絵の具工房が出発点です。1929年、世界で初めてインク式の万年筆を発売し、以後世界で注目される万年筆ブランドとなりました。
万年筆ブランド「ペリカン」の人気ラインができるまで
現行モデルとして人気の「スーベレーン」の原型、モデル400が人気を博した1950年代、ペリカンは最盛期を迎えました。
第二次世界大戦を乗り越えて立ち上がったペリカンは、高級志向の万年筆でありながら、たくさんのファンに愛される万年筆を世に生み出し続けたのです。
使用素材は18金
ペリカンの万年筆に使われている素材は、主に18金です。
インクと触れても溶けたり錆びたりせず、柔らかな書き心地を実現するのが18金だと言われています。使用素材が高級なことと、ペン先や部品はしばしば職人の手仕事によって作り上げられることから、ペリカンの万年筆は価格帯が大きく違います。
自分だけの書き心地に「育てる」ペリカンの万年筆
万年筆の魅力にハマる人の多くが「育てる」筆記用具という点です。ペリカンの万年筆は筆圧、線の細さや太さなど、使用しているうちにペン先が変化して、オンリーワンの筆記用具に育っていきます。
上記の点を踏まえると、同じペリカンの万年筆でも同じモノは存在しないことになります。
中古であっても、それは所持している人だけの一点ものです。
そんな魅力がペリカンにはあります。
高価買取に必要なセルフメンテナンスから
ペリカンの万年筆を売るにはメンテナンスから
ペリカンの万年筆を売ろうとお考えの際は、セルフメンテナンスをしてから査定に出すことで、「まだ使える」「売る価値のある中古品」として業者が扱ってくれます。
使いっぱなしの状態で持って行き、長年放置したペン先に不具合があった場合、買取不可とされることも珍しくはありません。
具体的な万年筆のメンテナンス方法
ペリカンの万年筆は、その多くが「吸入式」のインク補充方式をとっています。
吸入式の万年筆は、まず左にノブを回してインクを抜き、食器をすすぐように水の吸入・排水を繰り返し、十分に乾かすという3ステップです。
万年筆を使用しなくなったときや、インクの色を変えるとき以外に、3ヶ月に一度の定期メンテナンスをすると万年筆の持ちが良くなります。
こうやって簡単なセルフメンテナンスをして査定に出せば、そのままの状態よりも査定額は上乗せされる可能性が高くなります。
査定の際に重視されるのは「使えるか」と「希少性」
ペリカンの万年筆は、ヴィンテージものや限定品など、発売している商品のラインナップが豊富なことで知られています。特に、同軸が美しいスケルトンになっている「スーベレーン」や「トレド」は最高査定額250,000円にものぼります。
価格帯によって査定額はさまざまですが、きちんと手入れをして大切に使ってきた状態の良いものなら、希望に近い価格を提示してくれることもあるようです。
しかし、使用感があって長年使用した万年筆は、Bランクで5,000円など、価格が付きにくい場合もあります。
査定に出したいペリカンの万年筆の買取価格は、ご自身が購入された価格と市場ニーズに大きく影響されると考えてください。
評判がいいペリカンの買取店5選
STOCK LAB(ストックラボ)
ペリカンの万年筆を高く売りたい、という方にオススメなのがストックラボです。
ペリカンの買取実績があり、「1931 トレド リミテッドエディション」の査定額は、業界1位の250,000円と高値です。他社では100,000円台など雲泥の査定額。
高値買取を目指すのならストックラボに査定の依頼をしてみましょう。
汚れていても買取ってくれるので、とにかく現金化したいという場合にオススメの業者です。
ストックラボでは、気軽に査定額を知れるメールフォームやLINE査定を設けており、お手持ちのモデルがいくらくらいになるのか、確認をするのも良いでしょう。
KINGDOM NOTE(キングダムノート)
キングダムノートは、筆記具に特化した買取・中古販売の業者です。
査定したい万年筆が壊れている場合でも、修理によって使用可能になるものであれば買取してくれます。他にもネーム入り、箱や保証書(ギャランティーカード)が無い、買取希望だけど詳細がわからないものが買取対象になります。
宅配買取は無償で査定を行い、買取可能であれば現金化の提案を、買取不可であれば元払いで商品を返送してくれます。
買取する万年筆の数が多ければ、地域により出張買取も可能で、とても便利です。
キングダムノートは筆記具に関する詳しい知識を生かし、査定を行い、マイナーなモデルも現金化してくれるでしょう。
BEPRICE(ビープライス)
ペリカンの万年筆を査定するのに安心感があるのが、ビープライスです。
専門のバイヤーが丁寧に査定をし、結果を知らせてくれます。
買取実績も豊富で、実際に買い取った商品の参考買取価格がサイトに明示されています。
例えば人気商品の「トレド」や「スーベレーン」も多く買取されており、人気と状態、流通の多さ、少なさなどを考慮して価格が変動しています。
ビープライスを利用するには、宅配査定がオススメです。
買取してもらうか、価格に納得できない場合のキャンセル料など、宅配買取にかかる費用は全て無料で利用できます。
ECOSTYLE(エコスタイル)
1点からペリカンの万年筆を買い取ってくれるのが、エコスタイルです。
2019年に実施されたアンケートで「買取価格満足度」「利用してみたい買取業者」「ブランド買取満足度」において三冠に輝き、今勢いを見せている中古買取業者と言えます。
取り扱いブランドは20,000を超え、ペリカンのマイナーな万年筆でももれなく買取可能です。
例えば「ダイダラス」は90,000円という査定価格がついており、その他ラインも10,000円を超える査定価格のものがちらほら見受けられます。他のサイトで5,000円と言われた万年筆でも、エコスタイルなら更なる金額提示が見込めることがあります。
REAL CLOTHES(リアクロ)
リアクロでは、ペリカンの万年筆の買取を強化しています。
店頭買取、出張買取の際、Tポイントがアップするキャンペーンを行うなど、「お得感」と「現金化」というふたつのメリットがあり、利用しやすいシステムが人気の秘訣です。
キャンペーンは期間限定ですが、都度お得な催しをやっているのを見かけます。
リアクロでは、刻印入りの万年筆の買取が多く、積極的に買取を行っている印象がありオススメです。元値により買取価格は変動しますが、希少性の高い商品は中古市場でのニーズがあるので、比較的高価で取引されています。
まとめ
今回は、万年筆の老舗ブランド「ペリカン」の万年筆の買取についてご紹介しました。
希少なモデルは何十万という価格が付いていて、机の奥にしまっている万年筆がいくらになるのか気になる、という方がいらっしゃるのではないでしょうか。
ペリカンの万年筆は、とても魅力的で中古ニーズがある商品です。かっこいいビジネスマンの象徴として、自身のモチベーションアップのために所持しているファンは多いです。
眠っているものがあれば一度メンテナンスして、査定に出すと思わぬ臨時収入につながる可能性が出てきます。
この記事を参考に、高価査定を目指しましょう。