ルイヴィトンのネヴァーフルはNever Full。人気ブランドバッグの名前とその由来

エルメスケリーバッグなどブランドバッグの名前の由来

エルメスのケリーバッグやバーキンの由来はブランドに詳しい方ならご存知かもしれませんね。
今回はそんな名前に関して物語をもつブランド品や面白い由来を持つブランド品をいくつかご紹介して参りたいと思います。

材料や技術、ロゴだけでなくその商品のもつバッググラウンド、物語も含めてブランド品を楽しめたら今よりももっと愛着を感じられるようになるのではないでしょうか。

ちなみに冒頭紹介したケリーバッグやバーキンの由来をご存じない方のために簡単にご紹介。
ケリーバッグは当初はサック ア クロアという名前で発売されましたが、モナコ王妃となったグレイスケリーが妊娠中にお腹のふくらみを隠すために持っていたことからその後グレイスケリーの名前をとってケリーバッグと呼ばれるように。

トップの画像がその様子です。そしてバーキンは女優のジェーンバーキンのために特注で作られたものが一般に流通するようになり後日そう呼ばれるようになりました。

【ルイヴィトン】ネヴァーフル/Never Full

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2007年にモノグラムラインのネヴァーフルが発売されて以来人気になり、今やヴィトンを代表する商品の一つとなりました。

英語で書くとNever Fullであり、その名の通り決して一杯にならないバッグという意味を持ちます。
細いハンドルですのであまり詰め込むと切れてしまうのではないかと心配になってくるのですが、比較的厚みがあるヌメ革と縫製技術でおよそ100キロ程度の荷物を入れても千切れない設計になっているとか。まさにNever fullという名前負けしない高い機能性ですね。

【イヴサンローラン】サック・ダ・ジュール/SAC DE JOUR

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海外セレブも愛用者が多くいるイヴサンローランのアイコンバッグ、サックダジュール。
フランス語で書くとSAC DE JOURとなるわけですが、フランス料理をよく召し上がる方はメニュー表に「SOUP DE JOUR」という文言を見かけたことはないでしょうか。意味は本日のスープ、日替わりスープです。SAC DE JOURは直訳するとさしずめ「本日のバッグ」といったところでしょうか。

ところで古いフランス映画に Belle de jour という映画があります。これは「昼顔」と日本語に訳され最近でもこれをモチーフにドラマが作られ「昼顔妻」なんて言葉が最近流行りました。
Belle de jourを直訳すると「日中の美女」、「昼間に稼ぐ娼婦」などと言う意味になるらしいのですがDE JOURという言葉はフランスの人にとっては日常よく使う言葉だけに、あえて使うことで逆に非日常な感じをかもし出す言葉なのかもしれませんね。

【バレンシアガ】エディターズバッグ/Editor’s Bag

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 エディターズバッグというのはファッション誌の編集者(エディター)が持つ用に作られたバッグの総称で必ずしもバレンシアガの当該バッグのことのみをさすわけではないのですが、
エディターズバッグといわれればまずはバレンシアガを頭に浮かべる方は多いのではないでしょうか。ファッション誌の編集者の方が使うということでデザイン性も去ることながらA4の冊子がそのまま入るサイズであり肩にかけて持てるという機能性を併せ持っています。

【フェンディ】ピーカーブー/PeekaBoo

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フェンディのアイコンバッグ、ピーカーブーも最近はお持ちになっている方を時折見かけますね。
海外セレブや大人でハイセンスな女性に人気を博すこの商品もちょっと特徴的な名前をしていますが日本語に直訳するとなんと「いないないばぁ」。

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ブティックで展示される際もこのように展示されていることもあるようですが、ハンドルが片手しかないピーカーブを口を閉めずに持つとまるでいないないばぁをしている様子にみえることからピーカーブーという名前にしたんだそうです。

そして最新のピーカーブーではピーカーブープロジェクトというチャリティーイベントで「楽しく笑っている女性を表現した」というピーカーブーがサザビーズのオークションに出品されるそうです。実際に手に取る機会がある方はあまりいないかもしれませんが、フェンディの遊び心が存分に表現された商品ということでしょう。

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また面白い名前の由来が集まったらその2をご披露させて頂きたいと思います。

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