毛皮の種類と価値の知識

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毛皮とは

古来より人々は動物の革・毛・肉など全てを衣・食・住の中に取り入れ、身近なものとして生活してきました。
中でも【衣】としての毛皮は、高級なアイテムとして地位や権力の象徴となって現代まで伝わり、時代が流れた今でも人々の憧れのアイテムと認識されており防寒具としての機能はもちろんのこと、ファッションの一部として浸透しています。


 毛皮の種類

種類特徴/手触りの特徴
ミンク
世界中でメジャーな種類で、人気も高い種類。「毛皮の女王」とも呼ばれています。
近年出回っているミンクはほとんど養殖ミンクのため、カラーバリエーションも豊富。特に多いのは黒やこげ茶や薄茶色など。
シルキーな光沢感がある差し毛と、密集した綿毛のバランスで、艶々とした手触りが特徴的。
フォックスシルバーやホワイト、ブルー、ブラウンなどカラーバリエーションが豊富で、色々な表情が楽しめます。
差し毛が長く、綿毛が密集しているため見た目と手触りのボリュームを感じるのが特徴です。
コートなどはとてもゴージャス感が出ます。
ラビット比較的低単価で手に入りやすいのがラビットの特徴で、ファーやニットの一部としてファッションに取り入れることの多い素材。
染色されたものも多いためカラーバリエーションが豊富です。ニットなどに編み込んだデザインは軽くて暖かい為、若い世代にも人気です。
毛足が長く、ふわふわの綿毛のため柔らかい手触り。欠点としては差し毛が折れやすく毛が抜けやすい点。
劣化したラビットは毛抜けが目立ちます。
ラム毛足がカールしているのが特徴的で、毛足が短いもので独特の波模様をしているものもあります。
ラムに綿毛はなく、刺し毛だけの構造です。
刺し毛だけのため、チクチクとした手触りですが、種類によっては厚みのある巻き毛部分がふわふわとした手触りを楽しめます。
セーブルセーブルとはイタチ科の動物で、ロシアンセーブル・カナディアンセーブルなどの品種があり、一般的に最高級品と言われ非常に人気が高く「毛皮の王様」とも呼ばれています
ミンクにも似た手触りで、鋭い差し毛の中に密生した綿毛が、光沢感と柔らかさを生み出しています。
チンチラその手触りから、最も美しく最も高価な毛皮のひとつです。
一般的によくみられるのは黒から白へのグラデーション模様です。
艶やかな長い毛足がまるでシルクのような手触りで、少しひんやり・しっとりとしているようにも感じます。
一度触るとずっと触れていたくなる、そんな手触りです。

ブランドタグについて

毛皮の生産地により独自のブランドを立ち上げている団体があり、養殖ミンクなどで高品質の毛皮を扱っています。以下に取り上げたものは主な団体の一部です。
しかしながら、気をつけたいのがタグラベルの付け替えやニセモノも数多く出回っています。
著名なブランドだからこそ悪用されることもある為、盲目的に信じるのではなく、信頼できるお店から買ったり、自分の目で確かめてから購入することをお勧めします。

■サガ・ファー
フィンランドの毛皮養殖団体で、厳しい品質検査に合格したものに与えられる
【サガミンク】【サガフォックス】のブランドネームは安心のステータスとも言えます。
その中でも選び抜かれた最高品質の原皮には【サガロイヤル】の称号がついており、毛皮の内側にその称号とも言えるタグが縫い付けられます。
サガミンクタグ
SAGAmink

サガロイヤル タグ
saga royal

■アメリカンレジェンド
艶やかな漆黒のダークミンク【ブラックグラマ】が有名。その見た目、手触りからまるでビロードのようと賞賛される、高品質なミンクです。
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■アメリカンウルトラ
タグの下部に描かれた星のマークが有名で、最高品質のものが5つ星、その次に4つ星・・・と続く等級分けがされています。その名のとおりアメリカ原産の養殖ミンク原皮を取り扱う団体です。

星4つのタグ
americanultra

■カナダマジェスティック
カナダのシンボルであるカエデのマークがタグに描かれて、カナダでの養殖ミンクの8割前後を排出しています。
canada

■エンバ
日本のブランドのエンバは、比較的私たちの身近にあるのではないでしょうか。
日本国内では全盛期に比べ縮小傾向のあるブランドですが、確かな品質のためいまだ人気が衰えていません。

emba


クローゼットに毛皮が眠っていませんか?

バブルの時代に爆発的に人気が出た毛皮のコートや襟巻き。現在のファッションではなかなか使う機会の無いという方もおられると思います。

いざ売ろう!と思っても、買ったときの値段そのままでは売ることはできません。中には大幅な値段の差に驚かれる方もいらっしゃることでしょう。
しかしながら、毛皮は生き物。
お手入れを怠ると、段々と劣化していってしまう為、クローゼットに眠らせておくだけで、気がつくと毛並みに艶が無くなったりと品質の低下があります。
また、日本国内の需要の面でも、日常的に毛皮を身につける人が減っているのも事実です。
こういった点から、どうしても毛皮の買取価格というものは昔に比べて下がっています。
ただ、海外ではその需要はまだまだ見込まれ、特に寒い地方では日常的に使われている為、日本では活躍の機会が減った毛皮でも、海外では高額で取引されています。

こんなに値段が下がるのなら売るのはやめようかなと思いがちですが、逆に海外での販売力がある買取店ならば、比較的値段も考慮してもらえる場合もあるので、捨てたり、放置して劣化させてしまうよりかは売ったほうが有意義になるとも考えられますね。

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PR:販売力に自信があるから買取にも自信あり!

最後に忘れてはいけないのが、毛皮は生き物の毛で作られています。
毛皮に関する問題や考え方は多数あるのが現実です。

まず第一歩として、着なくなったからといって簡単に破棄してしまうのではなく、リサイクル・リメイクするなどし、1着1着を大切にし末永く利用したいものですね。


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この記事の著者

ハラダ

ハラダContent Writer

ブランド・宝石・リサイクル業界に飛び込んで10年。時が経つのは早い。

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